村上隆デザイン「いのちくん」が不可解すぎて海外で大ブーム

日本のアニメやCGが海外では大人気なのはご存知の通り。そして、時折、海外の人にとって
理解しかねる日本のクリエイターたちの独特な世界観が話題になったりします。
今回紹介するのは日本人アーティストが2004年に作ったショートフィルム。
なぜか5年も経った今、その映像が海外で話題になっています！

話題の映像は日本の現代美術家、ポップアーティストの村上隆さんの「いのちくん」という作品。
村上氏と言えば、ルイ・ヴィトンとコラボレートした商品を作ったり、海外で話題を喚起した作品を
日本に「逆輸入」することで有名なアーティスト。

今回の火付け役になったのが「iambored.com」などアメリカでもアングラな部類に入る
複数のサイトで紹介されたこと。「iambored.com」では「Inochi the Inappropriate Japanese Alien
（いのち：不適切な日本の宇宙人）」というタイトルで、「不適切な日本の宇宙人。勃○をし、
下痢をし、覗き見をする…いのち、全てを兼ね揃え、そしてもっと問題を抱えるであろう
日本人少年」と紹介されています。

CM風に仕立てたこの作品。宇宙人の顔をした小学生「いのちくん」が転校してきた女の子に
恋をするという設定。同じ動画の中に3話入っていて、その間髪入れない絶妙なリズム感も
海外ウケした一つの理由なのかもしれないですね。

寄せられているコメントの中には…

・なんだ、こいつは！？
・オーマイガッド。悪夢だw
・日本の作品は不思議さを期待した方がいい。こっちのお化け屋敷なんかよりよっぽど怖いぞ。
・こいつ、生き物か？
・どう見ても「生きてる」だろw
・このロケに参加させられた小学生たちに敬意をはらう。
・ちょっとかわいく見えてしまったのは私だけ？
・今この目で目撃したものをどう表現したいいか分からない。広告？一体なんなんだよ、これは！？
・宇宙人が勃○するという事実を知らずに生きたかった…宇宙人、こえーよ。
・なんでみんな驚いているの？もっと意味不明な動画見たことあるよ（もちろん日本発のもので）

と、やはり「いのちくん」の生態を巡っては、受け入れられる人とそうでない人がくっきり
分かれるようですね。我々日本人でもそうだと思います（笑）。

この「いのちくん」が何の目的で作られたかは不明ですが、最近は何かとジャパン・ブームが
海外で起きているみたいですよね。そして、それが日本に戻ってきて「海外で流行っている○○」
というキャッチがついて国境を越えて話題になる。日本人の感性なのか、文化なのか、
はたまた謎めいたシュールさなのか…いずれにしろ、「いのちくん」ブームは日本人の
クリエイターたちにとっては夢が（少しだけ）広がったのではないでしょうか。

GyaO
http://trend.gyao.jp/internet/entry-11517.html