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ポスターや写真、マンガ、映画といった大衆芸術作品を中心にアプローチする
川崎市民ミュージアムが、施設のリニューアルを終えて4月21日に本格的に再オープンをする。
そのリニューアル後の第1弾の企画として「韓国現代マンガ展」を開催する。
「韓国現代マンガ展」日本ではあまり知られることのない、1980年代以降の韓国の現代マンガを
紹介する企画である。この企画はミュージアムのリニューアルに加えて、川崎市と韓国・富川市との
友好都市提携10周年を記念するものでもある。
富川市は市内に大規模な漫画情報センターを持ち、富川国際コミックブックフェアーや
富川国際学生アニメーションフェスティバルを開催している。韓国のなかでも特にマンガやアニメーションに
力を入れていることで知られている。また、川崎市も川崎市民ミュージアムを通じたポップカルチャー分野に
力を入れている。今回の企画は、両市が持つこうした持ち味を互いに活かすことで実現した。
会場には韓国を代表するマンガ家30人の約60点の作品と韓国のキャラクターが紹介される。
さらにマンガだけでなく、展示コーナーにはアニメーションルームも設けられ、韓国のアニメーションの紹介も行なう。
また、開催期間中には韓国からキム・ドンファさん、イ・ヒジェ さん、クォン・カヤさん、イ・ビンさん、
パク・ソヒさん、シン・ミョンファンさんら6人の有名マンガ家が来日をする。
韓国は日本からの影響もあり、世界でもマンガ創作の盛んな国のひとつである。その作品は、
アメリカやヨーロッパ地域にも広く輸出されているが、日本国内ではこれまで紹介されることが少なかった。
今回の展覧会は、国内ではあまり知られることのなかった韓国マンガをまとまって観ることの
出来る貴重な機会となる。また、企画に富川市漫画情報センターが参加することで、
日本からの一方的な見方でない、韓国マンガ独自の文脈も知ることが出来るだろう。
(抜粋)
画像:パク・ソヒ 「宮(日本語版らぶきょん)」2002年
http://www.kawasaki-museum.jp/exh/photo/korea_manga_lovekyon.jpg