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アニメーション人気が続く。テレビでは毎週100本近くが放映され、今年の「東京国際
アニメフェア」も来場者が初めて10万人を超えた。しかし増加する制作本数にファンも
眼は厳しさを増し、ネット配信の台頭もありDVDソフトで稼ぐビジネスモデルに、行き
詰まり感もみえている。ソフト大手のバンダイビジュアルは、作品の質向上に加え、
世界戦略の見直しと次世代DVD機への対応で足場固めを急ぐ。
「『ユーチューブ』のようなネット配信が国境を越えて行われる。次世代DVDになり地域
コードもなくなると、地域ごとの海外展開に意味がなくなる」バンダイビジュアルの
川城和実社長は、4月10日に東京都中央区の東証ホールで行った2007年2月期の決算説明会で
こう切り出した。
同社は3月に東京・有明の東京ビッグサイトで行われた東京国際アニメフェア2007で、
海外現地企業と契約してDVD化を任せる古くからのスタイルを止め、国内でパッケージ化して
現地法人を通じ販売するスタイルに切り替えることを表明。業界の先行きをうかがわせる
内容として、ビジネス関係者の注目を集めた。
川城社長は決算説明会で改めて海外戦略を見直す理由に触れ、アナリストらを前に「世界
同時に同一価格、同一仕様で販売するビジネスモデルへと再構築する必要がある」と訴えた。
日本でDVDソフトを一元管理することで品質を維持し、海外での販売価格差を無くすために
必要な措置と業界での認識は一致している。
「HD DVD」や「ブルーレイディスク」といった次世代DVD機器の登場というタイミングも、
戦略の再構築を後押しした。
6月26日にバンダイビジュアル初の次世代DVDソフトとして、「カップヌードル」のCMと
連動したアニメ作品「FREEDOM」の第1巻を、HD DVDとDVDの両機種に対応したフォーマットで
収録し、米国で発売する。日本ではバンダイビジュアルの子会社が運営する総合アニメ
サイト「ドットアニメ」を通じて同時に販売を開始する。
イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/entertainment/48065/