ビジネスでも強い「ガンダム」キャラ 人気あやかりセット商売

人気アニメーションを使えばビジネスになる。アニメの付いた商品で交流が生まれる。
携帯マルチメディアプレーヤー向けにアニメ映像と音楽を配信するサービスが今月始まり、
8月には幕張メッセや中国・上海市でアニメやキャラクターが登場する大々的なイベントが
開かれる。アニメを採用した商品はなぜ、人気なのか。

≪iPod向け≫

バンダイナムコグループのネット向け映像配信会社、バンダイチャンネルは携帯マルチ
メディアプレーヤーの「iPod」向けにアニメーションの映像と主題歌を組み合わせた
オリジナル映像や、テレビ放映時に流れたオープニング映像を配信するサービスを始めた。

第1弾は「機動戦士ガンダム」をはじめ、アニメ制作会社のサンライズが手がけた作品の
提供をスタート。今後は他のアニメ制作会社の作品を配信してアニメ好きなiPodユーザーの
要望に応える。

アニメ関連楽曲は、若者層からアニメを見て育った40～50代を含めて幅広い人気を獲得している。
オリコンのチャートでも上位にランクインする楽曲が相次いでいる。最近では「天元突破
グレンラガン」の主題歌で、中川翔子さんが歌った「青空デイズ」が7月9日付週間ランキングで
初登場3位を獲得し、話題となった。

バンダイチャンネルではこうしたアニメ関連楽曲への関心を取り込み、映像配信を行っている
強みを生かしたサービスとして「アニメ・ミュージック・クリップ」を企画。これまでの
アニメ本編の映像配信事業に加えて、事業の大きな柱として育てていく考えだ。

FujiSankei Business i.（一部略）
http://www.business-i.jp/news/enter-page/enter/200707110017o.nwc