これからの主流は「鬼畜メガネ男子」＋「白衣」 編集者語る

今月の17日からビッグサイトで開催された世界最大の同人誌即売会であるコミックマーケット。
最近ではBL（＝ボーイズラブ）も多くのメディアで取り上げられるようになったり、BLを
意識させるアニメ作品などの主題歌がオリコンチャートで上位に食い込むなどして市民権を
得たためにコミックマーケットにはたくさんの腐女子や貴腐人が集まるようになった。

彼女たちもしくは彼ら（男性のBL愛好家は腐兄または腐男子と呼ばれる）の趣味は他の
オタク趣味と同様、かなり細分化されていてその手の趣味がない人間にはなんのことか
分からないことが多い（なにせ、彼らの中には戦国武将のカップリングに萌える者もいれば
ロボット同士のカップリングに萌えを感じる者もいるというほど嗜好の幅が広いのだ）。

しかし、それでも現在のBLにはおおまかな好みがあるのだと言う。

「今は責める側が弱気で受ける側がツンデレという作品が多いですね。もっとも、これは
作家さんたちが描きやすいから、という理由が大きいので特別に支持を受けている訳では
ないですが。漫画と小説では重点を置くポイントが微妙に違うのですけども、基本は制服や
職業を売りにしたものが多いです。それに加えて登場人物が変態であったり身分の違いを
織り込んでいるものが売れ筋です。以前は学園モノが人気だったのですが、すでに飽きられて
いるため奇抜な要素がないと読者には響かないですね。

あと、今これを描けば絶対に売れると思われる属性は『鬼畜なメガネ男子』です。これに
『白衣』が加われば完璧です」（BL誌編集者）。

人気作品の作家になれば1度コミケに参加するだけで家が建ったと言われるほど広大な
オタク市場。興味がある方はこれらを踏まえて次のコミケに参加してみてはいかがでしょう？



Ameba News
http://news.ameba.jp/2007/08/6561.php