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米国のアニメDVD情報サイトAnime on DVD.comは、
同サイトが集計した2006年に北米で発売された
日本のアニメDVDタイトル数が767タイトルであると発表した。
また、1997年から2006年までの累計発売タイトルは4384になった。
この767タイトルは、前年(2005年)の839タイトルから
10%近い減少となる。同サイトの集計するDVDの発売タイトル数が、
前年比でマイナスになるのは1997年の集計開始以来初である。
767タイトルは2004年の758タイトルは上回っている。
しかし、2006年にシンパックと呼ばれる同内容廉価版の
発売が多かったことから、実質的な新作の発売はさらに少なく、
2004年の水準も下回っている可能性もある。
こうした発売タイトル数の減少は、ここ数年米国での
アニメDVDの売れ行きが鈍っており、
アニメ流通企業が新規のライセンス獲得を抑制しているためである。
また、2000年以降の急激なアニメDVDの発売タイトル数の増加により、
1タイトルあたりの売上枚数が減少していることもある。
実際、Anime on DVD.comのリストでは、
2001年の発売タイトルは384、2002年は503である。
こうしたタイトル数の急増により、
採算割れするタイトルも増加している。
北米のアニメファンにとっては残念であるが、
発売タイトルの減少は米国のアニメ流通企業に
とっては必要なことであったと言えるだろう。
一方、2005年に日本で発売されたアニメDVDの新譜は、
日本レコード業界の調べによれば2246タイトルである。
通常、米国のアニメDVDは、日本のDVDより1タイトルごとの
収録話数が多い。それを考慮しても、
DVD未発売のテレビアニメなどを含めると日本で制作された
アニメの半分以上は北米市場に紹介されていないことになる。
2006年の日本での新作アニメの製作は、
過去最高と言われた2005年をさらに上回っている。
こうしたアニメ制作の際には国内だけでは採算が取れないため、
海外での発売による利益の回収を考えているとされる。
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