[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
12月24日に閣議決定された平成19年度政府予算案によると、来年度のコンテンツビジネス振興予算は
48億円となる。昨年(18年度)の同予算は44億円だったので、前年から9%程度の予算増額となる。
昨年の予算はその前年(17年度)の47億円から減少していたが、来年度は再び増額になる。この予算
増額は経済成長戦略の一環として、来年度の開催を掲げた「国際コンテンツカーニバル」(仮称)に新た
に17億円の予算が振り分けられていることも影響しているだろう。
◆2015年 コンテンツ産業を19兆円市場に
ビジネス振興の大きな変更点は、将来のコンテンツ産業市場規模の目標数値の変更である。これまで
の目標は、2001年のおよそ11兆円の市場を2010年に17兆円まで拡大するというものであった。
しかし、2004年にコンテンツ産業市場はおよそ14兆円まで成長している。このため目標を2015年に延長
し、目標数値は19兆円に引き上げられた。拡大が進んでいるコンテンツ産業の成果を踏まえたうえでの
変更と考えて良いだろう。
個別の目標では、3点が挙げられている。1)コンテンツ産業の構造改革による産業構造の強化、
2)海外市場やブロードバン市場などの新市場の立ち上げ、3)コンテンツ人材の育成である。
コンテンツ産業の構造改革には、コンテンツ制作による委託取引(下請取引)の適正化や権利処理の
円滑化・データーベース化、技術開発が含まれる。
また、新市場の立ち上げには国際コンテンツマーケットの創設、アジア地域のとの連携、権利者情報の
ためのポータルサイトの構築に触れている。
人材育成では、情報通信分野の専門人材、クリエイター、さらにビジネスプロデューサーの育成が掲げ
られている。昨年まではプロデューサーとされた表現が、ビジネスプロデューサーに変更されており、
よりビジネス面での人材重視に移行しつつあるようだ。(>>2へ続く)
animeanimejp
http://animeanime.jp/biz/archives/2006/12/19481230.html
