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日本のコンテンツの海外流通の促進を目指すコンテンツ海外流通促進機構(CODA)は、4月16日に香港で
日本コンテンツの海賊版DVDなどを売った業者に禁固42ヶ月の判決が下されたと発表した。
現地の有力新聞の報道によれば、この判決は著作権侵害に組織犯罪条例を適用した初の有罪判決である。
有罪となった海賊版業者は、2005年1月と3月に現地捜査機関香港税関により摘発された。業者は『機動戦士
ガンダム』シリーズなどの日本製コンテンツの海賊版46,000枚余り所有していた。
現在、香港税関は首謀者の保有資産4000万香港ドル(約6億円)の差押え申請を行なっているが、事件の
首謀者は判決を不服として上訴している。
また、これとは別に香港税関は今年3月にも、大規模な海賊版販売組織を摘発している。押収物の中には、
『鉄腕アトム』や『名探偵コナン』など日本コンテンツの海賊版約1万枚などの海賊版ディスク86万枚余りと
海賊版製造備品が含まれている。この際には経営者など4名が逮捕されている。
この摘発は香港での今年最大規模の摘発となった。香港税関は今後も引き続き捜査を進め、今後さらに
関連した摘発など行うとしている。
CODAは2005年以来、海外での海賊版業者に対する刑事訴追を進めている。近年の積極的な対応の結果、
最近では香港や台湾での日本コンテンツの海賊版の流通量は大幅に減り市場は正常化に向いつつあるとも
されている。
今回の香港での取締まりは今年最大の摘発になったが、こうした継続的な行動と姿勢が海賊版業への牽制と
なっていると言えるだろう。
animeanime
http://animeanime.jp/biz/archives/2007/05/_dvd42515.html