関西ブロードバンドがネット接続サービスを全国展開 総務省支援企業認定により

情報通信サービスの関西ブロードバンド（神戸市中央区）は、兵庫県を中心に進めていた
過疎地域でのインターネット接続サービスを二〇〇八年度から本格的に全国展開する。

このほど、電気通信基盤法に基づく総務省支援企業に認定されたことから、融資制度を
活用し西日本を中心に接続拠点を拡大する。

同社は二〇〇二年から、山間部などの世帯向けに接続拠点を整備し、非対称デジタル
加入者線（ＡＤＳＬ）接続サービスを運営。これまでに兵庫県で十六件、県外で九件の
接続拠点整備を行っている。

こうした実績が評価され、同支援企業に選ばれた。全国で延べ五十八企業が認定され、
認定後は日本政策投資銀行からの低利融資などの支援が受けられる。

同社は本年度、融資制度などを利用し、西日本を中心に六十三件の接続拠点設置を予定。
三須久社長は「採算性の低い過疎地域のＩＴ化は遅れがち。東日本にもネット環境整備を
進めたい」としている。（三宅晃貴）

■ソース
神戸新聞(http://www.kobe-np.co.jp/)[4/19 11:10]