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2008/04/21 (Mon)
今年秋からのテレビアニメシリーズ化が決まっている『鉄のラインバレル』の第1話が、7月3日から
6日まで米国ロサンゼルスで開催されるアニメエキスポ 2008で初公開されることが明らかになった。
4月19日にグランドオープンした『鉄のラインバレル』公式サイトで発表された。

公式サイトでは、「ロサンゼルス『アニメエキスポ2008』にて第1話ワールドプレミア上映決定!
日高監督が来賓ゲストとして参加決定!」と速報のみが報じられている。しかし、ワールドプレミアと
されていること、上映が放映よりも3ヶ月程度は早いとみられることから、この上映が作品の
世界初公開になると考えられる。

上映が行われるアニメエキスポは北米最大のアニメイベントで、昨年の参加者数は実数で
44000人以上であった。今年は『鉄のラインバレル』の日高政光監督のほか、既に中川翔子さんや
樹海などのゲスト参加も発表されている。ゲストの発表は今後も増える見込みである。

アニメコンベンションと呼ばれる米国の大型アニメイベンは、国内外のアニメ関連企業による
ファン向けの新作プロモーションの場として利用される。アニメエキスポに限らず、北米で向けの
プレミア公開も多い。しかし、日本公開にも先駆けたワールドプレミアは初めての試みで、
大きな注目を集めそうだ。

『鉄のラインバレル』は「チャンピオンRED」(秋田書店)連載中の人気マンガ、清水栄一さんと
下口智裕さんが描く、近未来SFマンガである。巨大ロボット ラインバレルと出会った14歳の少年
早瀬浩一を中心に物語が展開する。

アニメ版は日高政光監督のほか、キャラクターデザインに『機動戦士ガンダム SEED』シリーズの
平井久司さん、シリーズ構成・脚本に『ウィッチブレイド』の吉村清子さんが参加する。さらに、
特殊設定・脚本に森田繁さん、クリエイティブプロデューサー谷口悟朗さん、特技監督板野一郎さん、
メカデザイン鈴木勤さん、3Dディレクター白井宏旨さんと豪華制作陣が話題となっている。

作品を制作するGONZOとその親会社で製作の中心となるGDHは、海外のアニメ市場開拓に
力を注ぐ企業である。また、近年北米のアニメ業界で主張されることが増えている日本アニメの
国内・海外の同時展開に、強い意欲を見せている。

今回のワールドプレミアは、日本を飛び越えて作品を海外のファンにいち早く紹介することで、
同社の世界同時展開に対する意気込みを国内外のファンと企業に示すことになる。今回の
ワールドプレミアは、アニメ業界のグローバルな変化も感じさせる。

アニメ!アニメ!
http://animeanime.jp/news/archives/2008/04/17_1.html
鉄のラインバレル
http://www.linebarrels.jp/
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