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人気ゲームソフト「ドラゴンクエスト」で知られるスクウェア・エニックス傘下のソフト
開発会社「コミュニティーエンジン」が展開する、インターネット上の仮想世界サービス
「gumonji(グモンジ)」が話題になっている。4年前の開設から数々の改良を経て、
ユーザーは約1万人に達した。仮想世界サービスといえば米国発の「セカンドライフ」が
有名だが、独特の世界観が利用者を引きつけているようだ。
「グモンジ」は、自然の摂理が忠実に再現されたネット上の仮想空間。動物を飼ったり
植物を育てたりして世界が変化していくのを楽しむ、地球を舞台にした「環境シミュレーション
ゲーム」だ。キャラクターのかわいらしさも売り物。動植物や土地などは互いに
影響し合っており、プレーヤーの行動の一つ一つが世界を変化させる。
ゲームでは、プレーヤー自身がルールに従って遊び方を考えたり、他のプレーヤーとの
コミュニケーションを図る。実際に動植物の生態研究や他のプレーヤーとの協力で巨大な
建築物を作ったケースもあるという。
当初は無料でスタートし、平成17年から有料化した。セカンドライフ同様、アイテムなどを
買う際は数百円程度が課金される仕組みだ。
同社の中嶋謙互CEOは「グモンジは当社のミドルウェアをPRするための手段でもある。
ゲーム本体も作れる能力があることを見せたかった」と話す。
同社が「環境シミュレーション」というジャンルを選んだ背景には、国内ではオンライン
ゲームの普及が進んでいないことがある。現時点ではオンラインゲームを運営する技術を
持っている会社が限られているうえ、ゲームのジャンルも限られている。このため、
セカンドライフのように「ユーザー自身が世界を作り、なおかつ管理しやすい設計に
できるもの」(中嶋CEO)を選んだという。
「グモンジ」の今後の課題は規模の拡大。同社は、データを管理するサーバーを用いた
「MMO(Massively Multiplayer Online)」と呼ばれるタイプのサービスへと
再構築し、多数のプレーヤーが仮想世界の“住人”として同時にプレーできるスタイルに
模様替えしていくという。
Sankei WEB
http://www.sankei.co.jp/keizai/it/070430/itt070430000.htm
gumonji
http://www.gumonji.net/cgi-bin/index.cgi