幕末の留学生・日下部太郎の功績をアニメに 福井JCが制作

福井青年会議所が創立45周年を迎え、8日、福井市のアオッサで記念式典が開かれた。
32年前に同JCなどがスポットを当て、同市と米国ニューブランズウィック市の姉妹都市
提携にもつながった幕末の留学生、日下部太郎を題材にしたアニメーションをお披露目した。

日下部に関しては、同JCメンバーらが1975年に渡米し、グリフィスとの関係など足跡を追った。
その後、2人を通じた交流が進み、82年に両市が姉妹都市を提携した。

アニメーションは、郷土への思いを胸に米国で病に倒れるまで勉学に励んだ日下部の志を
顕彰しようと作成。日下部の留学時代や、日下部に語学を教えたグリフィスがその後来日し、
福井や東京で教べんを執ったことなどを30分ほどの映像にまとめた。出席者は、日下部の
強い意志やグリフィスとの温かい師弟愛にあらためて感銘を受けていた。

式典には同JC会員のほか、西川知事、県選出国会議員、県内や北信越のJC役員らが
出席した。朝倉邦真理事長が「これからも福井のために挑戦していきたい」とあいさつ。
西川知事や福井商工会議所の江守幹男会頭らが祝辞を述べた。

福井新聞
http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news2/article.php?storyid=1742