大和ミュージアム、戦艦大和と運命を共にする少年兵を描いた「大和―夢の彼方へ」を製作

呉市の大和ミュージアムが、戦艦大和のアニメーション「大和―夢の彼方へ」（20分）を制作した。
大和を題材にした初めての学習用アニメで、当面は小中学の修学旅行団体に館内で
活用してもらうが、一般入場者にも公開を検討中だ。

大和は1941年12月に旧呉海軍工廠（こう・しょう）で建造され、沖縄特攻への途上、45年4月7日に
九州南西沖で米軍機の攻撃を受けて沈没した。大和ミュージアムによると、当時の乗組員は
少年兵を含む3332人で、そのうち生存者は276人という。

アニメの主人公は18歳の少年兵の「海（かい）」と「和馬」で、「夢を追い求めながら戦争の時代に
ほんろうされ、家族への思いを胸に、沈んでいく大和と運命をともにする」という物語だ。
ミュージアムが企画し、東京のアニメ会社が制作した。

同館は「平和の大切さ、命の尊さ、家族とのきずなを伝えていく学習教材として活用してほしい」
と話している。

asahi.com
http://mytown.asahi.com/hiroshima/news.php?k_id=35000000804030002
呉市海事歴史科学館 大和ミュージアム
http://www.yamato-museum.com/