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2024/11/28 (Thu)
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2007/07/30 (Mon)
「かじってナンボの商売だ~」。NHKの長寿番組「みんなのうた」で、奇妙な歌に合わせて
踊るアニメキャラクター「おしりかじり虫」が話題を集めている。お尻をかじることで、
現代人が忘れていたお節介を復活させる人と人をつなぐ虫だ。単純ながら印象に残る
メロディーと“キモカワイイ”キャラクターが子供だけでなく大人の人気も集めている。

おしりかじり虫のデザイン、アニメ作成、作詞作曲、歌手とすべて行っているのが、夫婦
2人組のアーティストユニット「うるまでるび」。テレビ番組「ウゴウゴルーガ」や「ほぼ
日刊イトイ新聞」の連載などで知られる。ダンスの振り付けは振付師の南流石さん。

おしりかじり虫の設定は妖精で、古代アッシリア(現在のイラク)が起源。大航海時代、
黄金の国「ジパング」で黄金のお尻をかじろうと旅を続け、17代目のチチ、ハハのとき
日本へ到着した。アニメに登場するのは18代目だ。ちなみに、18代目が関西弁なのは両親が
大阪にいるときに生まれたためという。

お尻をかじられた人は、知らない人から話しかけられたような驚きと触れ合いを感じるので
人と人をつなぐ役割を果たす。 

6月に放送が始まったとたん、園児や小学校低学年の間に広まった。

「みんながまねできるよう単純な歌とキャラクターにしたことがよかった」(夫のうるまさん)

子供を通じて母親や若い女性など大人にも注目されるようになった。

NHKによると携帯電話の着メロダウンロードサービスは1万1000件を超え、サイトでは最多の
人気ぶり。27日にはCD、DVDが発売され、絵本化も決定、キャラクター商品も検討されている。

うるまさんは大人にも受ける理由について「バブル崩壊後にもてはやされた癒やしにも
疲れて、もっと元気になりたいという気分にはまったのではないか」と分析する。

大人の持っている子供の心もかじってくれるおしりかじり虫。一緒に歌って踊れば元気に
なれそうだ。

Sankei WEB(一部略)
http://www.sankei.co.jp/culture/enterme/070729/ent070729001.htm
みんなのうた
http://www.nhk.or.jp/minna/
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