人気ライトノベル「少年陰陽師」 少年20人が妖怪とバトル、今秋ミュージカルに

平安の都を舞台に半人前の陰陽師(おんみょうじ)・安倍昌浩の成長を描く人気ライトノベル
「少年陰陽師」(結城光流著・あさぎ桜画)が、ミュージカル化され、「少年陰陽師<歌絵巻>―
この少年、晴明の後継につき―」として10月4日～8日、東京・池袋のサンシャイン劇場で
開かれる。


「少年陰陽師」は、大陰陽師・安倍晴明の孫である昌浩が、陰陽師の修行をしながら、都を
襲う妖怪たちと戦う物語で、原作の角川ビーンズ文庫（1～20巻）は累計300万部を突破。
テレビアニメやゲーム化された人気作。ミュージカルでは、アニメのストーリーをベースに、
邪悪な空気が漂う都の平和を守るため、妖怪たちに立ち向かう少年陰陽師たちの成長物語
で、オリジナルキャラ10人が登場する。

昌浩役には、雑誌「JUNON」の「スーパーボーイコンテスト」の06年ファイナリスト植田圭輔
さん(18)を抜てき。昌浩を守る十二神将「紅蓮 (ぐれん)」役に、05年の「ミュージカル　テニス
の王子様」の亜久津仁役で人気の寿里(じゅり)さん(25)、「六合(りくごう)」役に、05年の「王子
様オーディション」でグランプリを獲得した水田航生さん(16)と、折り紙付きの美少年キャスト
が、もののけとの壮絶な戦いを舞台狭しと繰り広げる。

植田さんは「日本史が好きなので、夢枕獏さんの『陰陽師』を高校のときに読みました。
偉人の孫を演じられるのはうれしい」と話し、「呪文を唱えるシーンで、炎の技が舞台でどんな
風に展開されるのか僕自身も楽しみ」と見どころをアピール。寿里さんは「僕は、昌浩が危機
にひんしたときに登場するヒーローっぽい役。

とにかく登場シーンがかっこいいので、近づけるように頑張らなくては」、水田さんも「セリフが
少ないので、立ち振る舞いに気を使っています。アニメを見て、どんな風に立てば六合みたい
か鏡の前で研究しています」と意気込んでいる。

まんたんウェブ
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