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2007/10/07 (Sun)
あのチャウシェスク政権を倒した男が日本でアニメを―。ルーマニア生まれのギャルマト・
ボグダンさん(38)がプロデュースしたアニメ「はたらキッズ マイハム組」(テレ朝系、日曜・
前6時30分)が7日から始まる。壮絶な半生を経て、母国から遠く離れた日本で実現した
アニメ作りの夢。ボグダンさんは「日本人のモノづくりの素晴らしさを伝えたい」と語る。

主人公は不思議な能力を持つハムスター。大工や消防士、パティシエに医師…。 “仕事人”
ハムスターが、人間社会のさまざまな難題に立ち向かっていく。「視聴者の方が、どんな
ふうに見てくれるのか。ドキドキしています」と目を細めるボグダンさんだが、アニメの
かわいらしさとは対照的に、その半生は壮絶なものだった。

1989年12月。ボグダンさんは“ルーマニアの東大”ブカレスト大の学生だった。「24時間
寝ないで議論した。この国はどうあるべきかということを」ベルリンの壁崩壊以降、東欧の
社会主義国では、民主化への動きがドミノ倒し的に活発化。ボグダンさんも有志を集い、
チャウシェスク独裁政権の打倒という危険な計画のリーダーとなった。

悪名高い秘密警察「セクリタテア」の監視は強まり、厳しさを増していく日々の生活。当局の
嫌がらせなのか、愛犬のバルザック(コッカスパニエル)は家の庭先から消えた。それでも
志に同調した仲間は数万人規模に膨張。デモ、衝突は何度も繰り返された。「先頭にいた
軍人の銃口は上に向けられ、威嚇かなと思った。でも、そうじゃない。その間から顔を出した
兵士が我々を撃ってきた」3歳下の弟・オビデューさんは右ひざを弾丸でえぐられた。

チャウシェスク政権は崩壊。しかし、受難の日は終わらない。危険人物として混乱の中で
当局からマークされ続けた。そして、いよいよ司直の手が。幸運だったのは検察官の娘が
大学の同級生だったこと。事前に「逃げた方がいい」とリークしてもらい、電車に飛び乗り
父の祖国であるハンガリーへ向かった。

政治とは距離を取り、ブダペスト大で猛勉強を開始。三島由紀夫や黒澤明の作品を通じて
日本文化の魅力にはまっていった。そしてアニメ。ボグダンさんが子供のころ、ルーマニアでは
「ヤッターマン」「アルプスの少女ハイジ」といった日本のアニメが字幕付きで放送されて
いたという。

ボグダンさんは文部省(当時)の留学生制度を利用して日本行きを決意した。千葉大で歴史や
言語学を学び、98年にはスポーツジャーナリストの小松成美さんと結婚。日本は「第二の
故郷」となった。

来日後は、芸能プロダクションなどに勤務。昨年4月、長年の夢がかなうときがきた。ある
パーティーで東映アニメーションの清水慎治さん(55)=経営企画室=と出会った。その後、
食事をすることになり、ボグダンさんはその場で履歴書を手渡した。「『今までの人生を捨て、
東洋の地でアニメを作り、世界へ発信したい』と言われた。すぐに会社に掛け合って面接
しました」(清水さん)。外国人を即座にプロデューサーとして起用することは「非常に異例」
だという。

革命や政治的混乱に翻弄(ほんろう)されながら、日本で子供のころからの夢を実現させた
ボグダンさん。「日本人のモノづくりへの愛情や素晴らしさを表現した。物語性に徹底的に
こだわっていきたいと思っています」

スポーツ報知
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20071006-OHT1T00086.htm
はたらキッズマイハム組
http://www.tv-asahi.co.jp/maihamugumi/
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