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2024/11/25 (Mon)
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2008/03/06 (Thu)
 明治、大正、昭和と人気を博し、マンガにも大きな影響を与えた「紙芝居」。その起源、誕生からの軌跡をたどる
「紙芝居百年展」が、京都国際マンガミュージアムで開催中だ。

 「百年展」と銘打っているが、紙芝居だけでなく、その先祖ともいえる江戸時代の「覗(のぞ)きからくり」から優に
1世紀以上にわたって発展を遂げた日本独自のポップカルチャーの歴史を追体験できる構成だ。 

 19世紀初めごろまでに生まれた「写し絵」は、フィルムに相当する種板に光を当て映像を写す。種板をスライド
させると一瞬で絵が変わり人気を博した。今回は「風呂」と呼ばれた幻灯機の木箱も展示されている。 

 キャラクターの絵を張った棒を回し、表と裏の絵を見せる「立ち絵」は、「紙芝居」とも称され、子ども向けに
飴(あめ)を売りつつ、路地で披露された。しかし、人目を引こうと首の切断など暴力的な場面が徐々に増え、
客を取られた駄菓子屋の反発も買い、1929年に禁止された。代わって考案されたのが、紙芝居の原型の「平絵」。
展開も早く人気が爆発。32年には全国に5万人もの紙芝居業者がいたという。 
 戦中は戦意高揚のプロパガンダとして利用され、終戦後は、復員軍人の手軽な収入源にもなり、再び盛況になった。
やがて貸本やテレビの普及によって急速に衰退。現在、全国で紙芝居師を本業とする人は数人しかいないという。 

 紙芝居といえば「黄金バット」のような街頭紙芝居を想起するが、米国の大学で神学を学んだ今井よねが30年代、
キリスト教布教のために編集した「ノアの洪水」「Xマス物語」のような作品もある。 

 戦後を代表する漫画家、水木しげる、白土三平の作品も興味深い。愛くるしい「てる坊」は、同ミュージアムによると、
白土が本名の岡本登の名で描いたとされる。白土漫画の荒々しいタッチは想像できない。水木の「小人横綱」「ダイラ」は、
失敗した絵やタイトルのみ残っているという。 

 同ミュージアムの伊藤遊研究員は「紙芝居は紙芝居師と見る人が一緒に空間、物語をつくる双方向的メディアとして
再評価されている。こうした文脈から、今後、海外で注目される可能性もある」と期待する。 

 4月1日まで。毎週水曜休館。 


asahi.com
http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY200803050068.html
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