バンダイナムコが不二家株取得 菓子事業強化で提携交渉へ

バンダイナムコホールディングスは３１日、不二家の発行済み株式の２．６％に相当する
５００万株を取得したと発表した。取得額は約１２億円。根強い人気のキャラクター
「ペコちゃん」を持つ不二家と連携して、菓子やアミューズメント事業の強化をはかる。

バンダイナムコ傘下のバンダイは、小さな玩具のおまけが付いた菓子では５割近い
シェアを誇る。東ハトと「クレヨンしんちゃん」関連の菓子を開発するなど、菓子メーカー
からＯＥＭ（相手先ブランドによる生産）供給を受けて、一般の菓子事業も拡大している。

不二家との連携によって、ペコちゃん関連商品の企画開発なども検討していくとみられる。
バンダイナムコはペコちゃんについて「具体的な話はこれからだが、非常に魅力的な
キャラクターだ」と強調している。

また、傘下のナムコではさまざまな食べ物を一堂に集めたフードテーマパークの企画・
運営も行っており、食材の提供などの連携も想定される。