スクウェア・エニックスMMORPG「FF 11」、約1250アカウントの一時停止及び64億ギル凍結

スクウェア・エニックスは，現在サービス中のMMORPG「ファイナルファンタジーXI」で，規約違反者への
一斉対処を発表した。毎月行われている規約違反者への対処発表だが，今回は強制退会が約5750
アカウント，約1250アカウントの会員資格一時停止，約64億ギルの凍結が行われている。

なお，これまでは毎月月末近くに一斉処分が行われていたのだが，今月からは規制強化ということで，
数回に分けて処分が行われている。内訳は，

・不正な方法でキャラクターを移動させていた
5月31日(木) 約280件
6月7日(木) 約200件
6月14日(木) 約170件
6月21日(木) 約100件

・特定のエリアやノートリアスモンスターが出現する地点で，不正な方法により実際には不可能なタイミング
　でアビリティなどを使用していた
5月24日(木) 約10件
5月31日(木) 約10件
6月8日(金) 約10件
6月15日(金) 約10件
6月26日(火) 約110件

・不正な方法で自動的に特定の行動を繰り返していた
6月8日(金) 約600件
6月14日(木) 約300件
6月21日(木) 約300件

・以前にRMTへの関与や不正行為により強制退会となった会員による再入会
5月25日(金) 約150件

・ギルやアイテムの現金による売買に関与していた
6月26日(火) 約1000件

・集団によるエリアの占拠やモンスターの占有行為を行っていた
5月24日(木) 約700件
6月6日(水) 約1800件
6月15日(金) 約1100件
6月21日(木) 約150件

今月から，RMT違反者の表記が「売買に関与していた」という表現に変わっていることに注目してほしい。

RMT問題について，スペシャルタスクチーム結成後の活動では，まず，組織的なRMT行為に対して，組織
の末端までじっくり調べあげて根こそぎ退会処分を行うといった処分を繰り返していた。続いて，このところ
ギル生産者自体への処分が続いていたことがうかがえたのだが，今月からは，ついにRMTの利用者への
処分が開始されたわけだ。今後は，引き続きRMT業者を排除しつつ，RMT利用者への厳しい対応が行わ
れていくことになりそうだ。

供給，流通，需要の3面を抑えることによって，FFXIのRMT対策もより効果的となるだろう。ツール利用など
についても，厳しい監視が続けられていく。今後，いっそうの不正対策の充実と，その成果に期待しよう。

4Gamer　
http://www.4gamer.net/news/history/2007.06/20070626210206detail.html