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2024/11/25 (Mon)
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2008/02/19 (Tue)
ゲームセンターを展開する大手アミューズメント各社が、店舗の大量閉鎖計画を進めている。
少子化にともなう家族客の激減、子供たちが小遣いの大半を携帯電話につぎ込むようになったこと、
さらには任天堂「Wii」の爆発的ヒットで体感ゲームが家庭で楽しめるようになったこと-
などがゲーセンから客足を遠ざけ、今後も減少の一途をたどりそうなのだ。
全国に約270のゲームセンターを抱える「バンダイナムコホールディングス」(東京)は
50-60店の閉鎖を進め、「セガサミーホールディングス」(同)も約430店のうち、
約110店を整理する方向という。
ゲームセンターは1990年代から2000年代初頭にかけてが全盛期だった。
3D格闘ゲームの「バーチャファイター」(セガ)、「鉄拳」(ナムコ)がブームの火付け役
となり、「太鼓の達人」(ナムコ)、「電車でGO!」(タイトー)などの大型体感ゲームも
相次いでヒットした。また“プリクラ”の登場で若い男性中心だった客層が
女子中高生や家族にまで一気に広がった。
アミューズメント各社は客足の伸びとゲーム機の大型化に合わせ、小型店の整理と郊外大型店の
出店を進めた。ところが客足は減少に転じ、「ここ数年は非常に厳しく、郊外のショッピングセンター内
にある店舗の集客力低下が顕著になってきた」(ナムコ広報担当)。
全日本アミューズメント施設営業者協会連合会によると、全国のゲームセンターは01年度に
3万1600店あったが、06年度には2万3613店と、全盛期から約25%も減った。
原因についてナムコは「少子化やWiiの影響もないとはいえません」と言う。
06年12月に発売された「Wii」はまたたく間にニッポンの家庭へ浸透し、累計販売台数も500万台
を突破した。ゴルフや野球などのスポーツゲームを専用のリモコンでバーチャル体験できるうえ、
家庭用テレビの大型化も手伝って、家にいながら迫力ある体感ゲームを楽しめるようになった。
ゲーム業界関係者はWiiの一人勝ちについて、次のように語る。
「以前は、体を動かす大型の体感ゲームはゲームセンターでしか体験できなかったが、
Wiiの登場によって家でも手軽にできるようになった。体感ゲームというソフトが
身近になり、ゲームセンターに“仕方なく”足を運ぶ必要がなくなった」
最近の原油高もゲーセンには逆風となっている。郊外型ゲームセンターの多くはショッピングセンター(SC)
のテナントだが、ガソリン価格の高騰によってSCの売り上げは減少。日本ショッピングセンター協会によると、
昨年12月の売上高(既存店ベース)は前年同月比0.8%減で、3カ月ぶりのマイナスとなった。
東京、大阪などの大都市圏は0.5%増だったが、都市郊外の地域では全国平均を下回る1.1%減で、
モータリゼーションの進んだ地域に厳しい数字が出た。SCそのものへの客足が鈍れば、当然、ゲームセンター
の利用客も減る。ナムコも「原油高のあおりで、郊外に車で出かけるお客さまが急激に減ってしまった」と頭を抱える。
ただ、問題はもっと根深いようだ。テーマパークなどに詳しいジャーナリストの清丸恵三郎氏は、
「子供たちは携帯電話に金がかかり過ぎ、ゲームセンターや漫画本に小遣いが回らなくなった。
子供の数も減り続けており、原油高やWiiのヒットにともなう一時的な不振とは考えにくい。
よほどのヒット作が生まれないかぎり、ゲームセンターに客足を戻すのは難しいのではないか」と話す。
都心の昼下がり、ビルの一角にある老舗のゲームセンターはスーツ姿の男性客でにぎわっていた。
ゲーセンはこれからお父さんだけの遊び場になってしまうのか…。
ZAKZAK
http://www.zakzak.co.jp/top/2008_02/t2008021816_all.html
少子化にともなう家族客の激減、子供たちが小遣いの大半を携帯電話につぎ込むようになったこと、
さらには任天堂「Wii」の爆発的ヒットで体感ゲームが家庭で楽しめるようになったこと-
などがゲーセンから客足を遠ざけ、今後も減少の一途をたどりそうなのだ。
全国に約270のゲームセンターを抱える「バンダイナムコホールディングス」(東京)は
50-60店の閉鎖を進め、「セガサミーホールディングス」(同)も約430店のうち、
約110店を整理する方向という。
ゲームセンターは1990年代から2000年代初頭にかけてが全盛期だった。
3D格闘ゲームの「バーチャファイター」(セガ)、「鉄拳」(ナムコ)がブームの火付け役
となり、「太鼓の達人」(ナムコ)、「電車でGO!」(タイトー)などの大型体感ゲームも
相次いでヒットした。また“プリクラ”の登場で若い男性中心だった客層が
女子中高生や家族にまで一気に広がった。
アミューズメント各社は客足の伸びとゲーム機の大型化に合わせ、小型店の整理と郊外大型店の
出店を進めた。ところが客足は減少に転じ、「ここ数年は非常に厳しく、郊外のショッピングセンター内
にある店舗の集客力低下が顕著になってきた」(ナムコ広報担当)。
全日本アミューズメント施設営業者協会連合会によると、全国のゲームセンターは01年度に
3万1600店あったが、06年度には2万3613店と、全盛期から約25%も減った。
原因についてナムコは「少子化やWiiの影響もないとはいえません」と言う。
06年12月に発売された「Wii」はまたたく間にニッポンの家庭へ浸透し、累計販売台数も500万台
を突破した。ゴルフや野球などのスポーツゲームを専用のリモコンでバーチャル体験できるうえ、
家庭用テレビの大型化も手伝って、家にいながら迫力ある体感ゲームを楽しめるようになった。
ゲーム業界関係者はWiiの一人勝ちについて、次のように語る。
「以前は、体を動かす大型の体感ゲームはゲームセンターでしか体験できなかったが、
Wiiの登場によって家でも手軽にできるようになった。体感ゲームというソフトが
身近になり、ゲームセンターに“仕方なく”足を運ぶ必要がなくなった」
最近の原油高もゲーセンには逆風となっている。郊外型ゲームセンターの多くはショッピングセンター(SC)
のテナントだが、ガソリン価格の高騰によってSCの売り上げは減少。日本ショッピングセンター協会によると、
昨年12月の売上高(既存店ベース)は前年同月比0.8%減で、3カ月ぶりのマイナスとなった。
東京、大阪などの大都市圏は0.5%増だったが、都市郊外の地域では全国平均を下回る1.1%減で、
モータリゼーションの進んだ地域に厳しい数字が出た。SCそのものへの客足が鈍れば、当然、ゲームセンター
の利用客も減る。ナムコも「原油高のあおりで、郊外に車で出かけるお客さまが急激に減ってしまった」と頭を抱える。
ただ、問題はもっと根深いようだ。テーマパークなどに詳しいジャーナリストの清丸恵三郎氏は、
「子供たちは携帯電話に金がかかり過ぎ、ゲームセンターや漫画本に小遣いが回らなくなった。
子供の数も減り続けており、原油高やWiiのヒットにともなう一時的な不振とは考えにくい。
よほどのヒット作が生まれないかぎり、ゲームセンターに客足を戻すのは難しいのではないか」と話す。
都心の昼下がり、ビルの一角にある老舗のゲームセンターはスーツ姿の男性客でにぎわっていた。
ゲーセンはこれからお父さんだけの遊び場になってしまうのか…。
ZAKZAK
http://www.zakzak.co.jp/top/2008_02/t2008021816_all.html
PR