「絵は正確に書かなくてもいい。自分の気持ちが伝わるように」 ピクサーのルイス・ゴンザレスが特別授業

アニメーションの素晴らしさを伝えようと、米アニメ制作会社のスタッフが13日、新潟市
江南区横越中央６の横越小学校を訪れた。同小6年生106人に特別授業を行い、仕事の紹介や
絵の描き方を教えるなどして児童と交流を深めた。

訪れたのは、「ファインディング・ニモ」などの制作で知られるピクサー・アニメーション・
スタジオのルイス・ゴンザレスさん(33)。ゴンザレスさんは、 28日から全国公開される
アニメ映画「レミーのおいしいレストラン」の制作に参加。台本に沿って絵コンテを作り、
ストーリーのアイデアを出して監督を補助するストーリー・アーティストとして活躍した。

体育館で行われた特別授業で、ゴンザレスさんは大きな紙にレミーを描いて見せ、「絵は
正確に書かなくてもいい。自分の気持ちが伝わるように表現するように心掛けている」
と語った。続いて、児童らが、ゴンザレスさんの絵を手本に「フライパンを持っている
レミー」に挑戦。児童の作品を見て「みんな上手に描けている。楽しんで描くことが大事。
これからも絵を描き続けて」と、ゴンザレスさんはアドバイスした。

将来、イラストレーターを目指しているという同小の高橋諒多君(11)は「自分の感情を
表現できればうまく描けるというアドバイスが参考になった」と話していた。


新潟日報
http://www.niigata-nippo.co.jp/pref/index.asp?cateNo=2&newsNo=1158