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2024/11/25 (Mon)
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2008/02/20 (Wed)
「サブマリン707」などの著作で知られる漫画家の小沢さとるさん(72)が、
約二十年間暮らした網走管内遠軽町を離れて昨年末、函館に移住した。
市内に自宅を兼ねた拠点を構え、半世紀に及ぶ創作活動の仕上げと位置づける仕事に
取り組んでおり、函館の子供らのアイデアを取り込む斬新なマンガも発表したいと
構想を広げている。
埼玉県出身の小沢さんは一九六〇年代、少年週刊誌で連載した潜水艦マンガの
「サブマリン707」と「青の6号」が大ヒットしたほか、少女マンガや横山光輝さん(故人)
と共作した「ジャイアントロボ」など多彩な作品を描いてきた。八八年から遠軽町に住んでいたが、
東京と行き来する上での利便性も考えて昨年十二月、
「子供のころ技術者の父と何度も訪れ、思い入れが深い」という函館に転居した。
現在、小沢さんは西部地区にあるマンションで生活。八畳ほどの部屋を仕事場とし、
作画のアシスタントは使わず、「サブマリン707」や「青の6号」の続編など、
十作を超える未発表作に取り組んでいる。
このうち、「函館を舞台にできれば」と構想を練っているのは子供向けのファンタジー作品。
地球に迷い込んだ宇宙人の女の子を主人公にし、この子が函館でどんな物語をつむぐか、
子供や親の自由奔放なアイデアを取り入れたいという。
「自分が主人公になったつもりで、親子でエピソードを考えてもらえればうれしい」と夢を広げる。
小沢さんは四十代まで昼間はサラリーマンとして働き、仕事の合間にマンガを描いた。
「一日に三時間も眠れる日はめったになかった」という忙しさ。
今でも「二晩くらいの徹夜は大丈夫」というタフネスぶりだ。
憂えるのは、最近のマンガが画一的でつまらなくなってきたこと。
「マンガは子供たちに大きな夢を与えてきた。人から与えられたストーリーで
はめ絵のように描くのではなく、クリエーターとしての仕事を若い漫画家たちに見せたい」
と旺盛な創作意欲をのぞかせている。
北海道新聞
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/76960.html
約二十年間暮らした網走管内遠軽町を離れて昨年末、函館に移住した。
市内に自宅を兼ねた拠点を構え、半世紀に及ぶ創作活動の仕上げと位置づける仕事に
取り組んでおり、函館の子供らのアイデアを取り込む斬新なマンガも発表したいと
構想を広げている。
埼玉県出身の小沢さんは一九六〇年代、少年週刊誌で連載した潜水艦マンガの
「サブマリン707」と「青の6号」が大ヒットしたほか、少女マンガや横山光輝さん(故人)
と共作した「ジャイアントロボ」など多彩な作品を描いてきた。八八年から遠軽町に住んでいたが、
東京と行き来する上での利便性も考えて昨年十二月、
「子供のころ技術者の父と何度も訪れ、思い入れが深い」という函館に転居した。
現在、小沢さんは西部地区にあるマンションで生活。八畳ほどの部屋を仕事場とし、
作画のアシスタントは使わず、「サブマリン707」や「青の6号」の続編など、
十作を超える未発表作に取り組んでいる。
このうち、「函館を舞台にできれば」と構想を練っているのは子供向けのファンタジー作品。
地球に迷い込んだ宇宙人の女の子を主人公にし、この子が函館でどんな物語をつむぐか、
子供や親の自由奔放なアイデアを取り入れたいという。
「自分が主人公になったつもりで、親子でエピソードを考えてもらえればうれしい」と夢を広げる。
小沢さんは四十代まで昼間はサラリーマンとして働き、仕事の合間にマンガを描いた。
「一日に三時間も眠れる日はめったになかった」という忙しさ。
今でも「二晩くらいの徹夜は大丈夫」というタフネスぶりだ。
憂えるのは、最近のマンガが画一的でつまらなくなってきたこと。
「マンガは子供たちに大きな夢を与えてきた。人から与えられたストーリーで
はめ絵のように描くのではなく、クリエーターとしての仕事を若い漫画家たちに見せたい」
と旺盛な創作意欲をのぞかせている。
北海道新聞
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/76960.html
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