「オタク・腐女子紹介だけでなく、恋愛の1シーンが共感を呼んだ」腐女子彼女 第2弾、今夏出版へ

結構キレイで、しっかり者の2歳年上の彼女。ごく普通の恋愛をしたかったのに、彼女は、 アニメやマンガ、BL（ボーイズラブ）が大好きなオタク、いわゆる「腐女子」だった…… という経験をつづった普通の大学生のブログを書籍化した「腐女子彼女。」が06年12月に 出版され、10万部以上のヒットとなっている。 担当編集者の岡本真一さんに書籍化の 裏側を聞いた。 --「腐女子彼女。」を出版したきっかけは 岡本　06年の初めごろ、「萌えるるぶ」のような秋葉原ガイド本が人気になったのを見て、 「女の子版だって必要だろう」と思ったのが最初です。ちょうど、池袋の「乙女ロード」が マスコミに取り上げられて、女性のオタクに注目が集まり始めていた時期だったんです。 エンターブレインでは、ボーイズラブのマンガや小説を出版していますから、いわゆる 「腐女子」と分類される人が周囲にもたくさんいて、「このジャンルは面白いな」と思って いました。その中で、「腐女子彼女。」というブログをたまたま発見して、ピンときたんですね。 --書籍化までの流れは 岡本　作者のぺんたぶさんと、メールで連絡を取り合いながら進めていきました。売れるか どうかは未知数でしたが、周囲からも「読みたい」という声が多かったのも後押しになりました。 ブログの書籍化というのはやはりここ数年の流れで、読者にも届きやすいフックなので 面白いと思いましたね。 まんたんウェブ http://mantanweb.mainichi.co.jp/web/2007/03/post_861.html