CLAMP原作『こばと』 “癒やし”のファンタジーをアニメ化─ 増原監督「花澤香菜さんは小鳩っぽい。天然ですよね」

マンガ創作集団「ＣＬＡＭＰ」原作のアニメ「こばと。」（ＮＨＫ－ＢＳ２）の試写会が２４日、ＮＨＫ放送センター（東京都渋谷区）
であり、主人公・花戸小鳩役の声優・花澤香菜さん（２０）や増原光幸監督らが会見した。第１話を見た花澤さんは
「絵がとてもきれいですね。小鳩もすごい可愛いけれどど瓶がきれいだった」と感想を話した。

　「こばと。」は、少女の小鳩（こばと）が、「行きたいところ」に行くために、人々の傷ついた心を癒やし、そのかけらを
小瓶に集め、人を癒やす旅を続けていくというファンタジー。小鳩と行動を共にする犬のような生き物「いおりょぎ」の
声を稲田徹さん（３７）が演じる。

　花澤さんは「小鳩はポジティブな子なので元気で明るくと考えてやっています」といい、「いおりょぎさんと小鳩の
掛け合いが好きで演じていて楽しい。稲田さんがものすごいテンションでくるので……」と収録の様子を語った。
増原監督は「鬼コーチとしごかれる女子バレー部員みたい」と話し、花澤さんも「そうですね。そんな感じで
収録してます」と笑っていた。

　増原監督は「花澤さんは小鳩っぽい。天然ですよね」と評し、「癒やしをテーマにしているが、癒やし論を語るのではなく、
小鳩が人々と絡んでいく中でどういうところが癒やしなのかというところを出していきたい」と意欲を語った。
柴田裕司チーフプロデューサーは「四季を大事にしている。季節を題材にした話もあり、小鳩のコスチュームも変わっていく。
見た人にほっこりしてもらいたい」と話していた。アニメは１０月６日から、毎週火曜午後８時、全２４話の放送予定。