和月伸宏監修「武装錬金」武藤まひろ― 青汁ジュース片手にパンをくわえて走る

まひろはキャラクターの天然っぷりを体現する“お約束”なシチュエーション、食パンをくわえて廊下を走る
姿で立体化されている。髪の毛には細かくラインが彫刻されていて、柔らかなウェーブが表現されていて
美しい。




原作者の和月先生がゴスロリファッションからヒントを得たという可愛い制服も、広がったフレアスカートの
ボリューム感や、シワの流れが自然な感じに仕上がっている。朝の慌ただしい様子が再現されたポーズは、
小走りに駆けた片足立ちの状態。この脚にはABS素材での成形のほか、芯材を入れ込んで補強する技術
が使われていて、強度には充分に対策が施されている。

びっころ担当者によれば、斗貴子とは違って、まひろは色白ではないとのことだそうで、そのためフィギュア
も元気で健康的なイメージのカラーになっているところがポイントだ。ちなみにこの「まひろ」は、フィギュア
好きだという和月先生が直接すべての監修を行ったそうで、その完成度は原作者のお墨付きなのだ。

まひろが手に持っているのは、兄妹揃って飲んでいる「青汁BX」。ここは特に注目の箇所だ。
なんと、パッケージ全面にタンポ印刷が施されている！　ぴっころの担当者によれば、こだわるあまり、そこ
だけで製造コストが少々上がってしまったらしい(笑)。




しかし、リアルで精密なスケール感が出ていて、フィギュアとしての全体の出来を引き締めてくれる大切な
役割も担っている。さらに、こうした細かい部分の遊び心は、ファンには嬉しいものだ。（本文抜粋）

発売日：2007年1月上旬予定　　価格：6,279円（税込）　　原型製作：中澤博之
仕様：スケール PVC・ABS塗装済み完成品、台座付属、全高約21センチ（台座含む高さ約22センチ）

GA　http://ga.sbcr.jp/mfigure/007223/