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2024/11/25 (Mon)
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2008/03/10 (Mon)
巨大ロボットに乗って、可愛い女の子を救う……。ありきたりかも知れないが、男の子の普遍的なあこがれを
描いた物語が、「フルメタル・パニック!」だ。98年の初出以来、長編9巻、短編10巻のロングランシリーズは、
累計700万部を突破、3度テレビアニメ化されている。
そして2月20日、最新刊「せまるニック・オブ・タイム」が発売された。
主人公の相良宗介は、どの勢力にも属さず、独自に紛争解決を遂行する謎の軍事組織「ミスリル」の
すご腕の兵士だ。まだ10代の彼は、一見ごく普通の女子高生・千鳥かなめの保護を命じられ、
かなめの通う都立陣代高校へ転入する。
幼いころからテロリストとして育てられた宗介は、戦場の経験しかなく、高校生としての常識は皆無。
高校に大量の武器を持ち込もうとして、荷物検査でモデルガンと間違われて没収されたり、
女子更衣室に飛び込んで変態扱いされたり、とさんざんな目に遭ってばかりだ。
宗介が護衛するかなめは、本人に自覚はないが、現代科学を超越した「ブラック・テクノロジー」の知識を
潜在的に有する「ウィスパード」の一人だった。
その力を求め、さまざまな国家、組織が争奪戦を繰り広げていた。
宗介は、部隊長の女性兵士マオとちゃらんぽらんだが狙撃の腕は抜群のクルツの3人で、
かなめ護衛の任務に当たっていたが、その任務が解かれた直後に修学旅行でかなめたちを乗せた
ジェット機がハイジャックされ、かなめは敵に連れ去られる。
本隊とも連絡が取れず、丸腰の宗介は、たった一人でかなめの救出に向かう……。
第1巻「戦うボーイ・ミーツ・ガール」はそのタイトル通り、かなめと宗介の出会いの物語だ。
護衛のため付きまとう宗介を「ネクラのストーカー」扱いして、軽べつするかなめだが、
自分のために命を懸けて敵に立ち向かう姿にかなめは心を開く。戦いしか知らない宗介も、
かなめへのほのかな思いを抱き始める。そんなラブストーリーをベースに、宗介の常識はずれの大ボケに、
かなめが巨大ハリセンで突っ込み、宗介は悲しげな目を向けるという“お約束”のコメディーも
盛り込まれ、二人の高校生活のドタバタが展開される短編集も人気を集めているほどだ。
一方で、戦闘シーンはあくまでもシリアスでハード。最強の兵士である宗介は、あらゆる状況での
銃撃戦や白兵戦、人型兵器「アームスレイブ(AS)」の専門家(スペシャリスト)でもあり、
戦士としての姿はまさにヒーロー。学園でのボケっぷりとのギャップがそのかっこよさを際だたせている。
作者の賀東招二さんは、ミリタリーやハリウッドのアクション映画のファンで、気軽に楽しめる
エンターテインメントを目指していたという。93年当時、「スレイヤーズ」などのファンタジーが
全盛だったが、賀東さんは「物語のテーマがしっかりあって、キャラクターが魅力的なら
ジャンルに関係なく面白い小説になると思った」と話す。そのテーマはまさに「ボーイ・ミーツ・ガール」。
賀東さんは「読者はありがちな展開に敏感だし、僕自身も変わったことがしたくなるけど、
二人からスタートした以上、テーマは崩せない。読者の一番の関心は『この二人はどうなるんだ?』
の一点に尽きると思う」と語る。
最新刊では、かなめは敵の手に落ち、「ミスリル」も存亡の危機に追い込まれた逆境から、
宗介が大反撃を開始する。賀東さんは「ラストは決めてあります。あと1巻かな。
きっちり終わらせるためにもこの巻で伏線を回収しています」といい、
「あとは、とくとご覧ぜよ、ですね」と語る。クライマックスを迎えた二人の行く末はいかに。
まんたんウェブ
http://mainichi.jp/enta/mantan/book/news/20080309mog00m200022000c.html
描いた物語が、「フルメタル・パニック!」だ。98年の初出以来、長編9巻、短編10巻のロングランシリーズは、
累計700万部を突破、3度テレビアニメ化されている。
そして2月20日、最新刊「せまるニック・オブ・タイム」が発売された。
主人公の相良宗介は、どの勢力にも属さず、独自に紛争解決を遂行する謎の軍事組織「ミスリル」の
すご腕の兵士だ。まだ10代の彼は、一見ごく普通の女子高生・千鳥かなめの保護を命じられ、
かなめの通う都立陣代高校へ転入する。
幼いころからテロリストとして育てられた宗介は、戦場の経験しかなく、高校生としての常識は皆無。
高校に大量の武器を持ち込もうとして、荷物検査でモデルガンと間違われて没収されたり、
女子更衣室に飛び込んで変態扱いされたり、とさんざんな目に遭ってばかりだ。
宗介が護衛するかなめは、本人に自覚はないが、現代科学を超越した「ブラック・テクノロジー」の知識を
潜在的に有する「ウィスパード」の一人だった。
その力を求め、さまざまな国家、組織が争奪戦を繰り広げていた。
宗介は、部隊長の女性兵士マオとちゃらんぽらんだが狙撃の腕は抜群のクルツの3人で、
かなめ護衛の任務に当たっていたが、その任務が解かれた直後に修学旅行でかなめたちを乗せた
ジェット機がハイジャックされ、かなめは敵に連れ去られる。
本隊とも連絡が取れず、丸腰の宗介は、たった一人でかなめの救出に向かう……。
第1巻「戦うボーイ・ミーツ・ガール」はそのタイトル通り、かなめと宗介の出会いの物語だ。
護衛のため付きまとう宗介を「ネクラのストーカー」扱いして、軽べつするかなめだが、
自分のために命を懸けて敵に立ち向かう姿にかなめは心を開く。戦いしか知らない宗介も、
かなめへのほのかな思いを抱き始める。そんなラブストーリーをベースに、宗介の常識はずれの大ボケに、
かなめが巨大ハリセンで突っ込み、宗介は悲しげな目を向けるという“お約束”のコメディーも
盛り込まれ、二人の高校生活のドタバタが展開される短編集も人気を集めているほどだ。
一方で、戦闘シーンはあくまでもシリアスでハード。最強の兵士である宗介は、あらゆる状況での
銃撃戦や白兵戦、人型兵器「アームスレイブ(AS)」の専門家(スペシャリスト)でもあり、
戦士としての姿はまさにヒーロー。学園でのボケっぷりとのギャップがそのかっこよさを際だたせている。
作者の賀東招二さんは、ミリタリーやハリウッドのアクション映画のファンで、気軽に楽しめる
エンターテインメントを目指していたという。93年当時、「スレイヤーズ」などのファンタジーが
全盛だったが、賀東さんは「物語のテーマがしっかりあって、キャラクターが魅力的なら
ジャンルに関係なく面白い小説になると思った」と話す。そのテーマはまさに「ボーイ・ミーツ・ガール」。
賀東さんは「読者はありがちな展開に敏感だし、僕自身も変わったことがしたくなるけど、
二人からスタートした以上、テーマは崩せない。読者の一番の関心は『この二人はどうなるんだ?』
の一点に尽きると思う」と語る。
最新刊では、かなめは敵の手に落ち、「ミスリル」も存亡の危機に追い込まれた逆境から、
宗介が大反撃を開始する。賀東さんは「ラストは決めてあります。あと1巻かな。
きっちり終わらせるためにもこの巻で伏線を回収しています」といい、
「あとは、とくとご覧ぜよ、ですね」と語る。クライマックスを迎えた二人の行く末はいかに。
まんたんウェブ
http://mainichi.jp/enta/mantan/book/news/20080309mog00m200022000c.html
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