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2024/11/26 (Tue)
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2007/11/22 (Thu)
【放映日時】
2007年11月22日(木) 02:48~03:48 放送(2007年11月21日(水) 26:48~27:48 放送)

番組紹介文―――――――――――――――――――――――――――――――――

「オタク」

辞書を引くと「ある事に過度に熱中していること。また、熱中している人。」とある。
メディアにたびたび登場する彼らは、その容姿や行動から、いつも奇抜さ、奇妙さが目立つ。
彼らは、本当は何を考えているんだろう。

ある日突然興味がなくなることってあるんだろうか?その時、彼らに何が残るんだろう?
そんな疑問から、私はオタクを追いかけた。

まず私は、オタクの祭典と言われるコミックマーケットに足を運んだ。アニメやマンガ、ゲームを
題材にした同人誌を売り買いするマーケットだ。3日間で約55万人もの人が集まる。東京ドーム
の集客数の10倍以上だ。

ものすごい熱気の中、私はある事に気が付いた。それは、女性の人数が多いこと。
彼女達に話を聞くと、面白い発見があった。自分達の事を腐女子と呼び、男性同士の恋愛を
扱った同人誌を買っている。いわゆる「ボーイズラブ」や、「やおい」と呼ばれる作品だ。
興味を持って調べると、市場は120億円もあった。

なぜ男性同士の恋愛マンガにそこまではまれるの?

腐女子って、何が腐ってるの?

腐女子のその先に何があるのか、見つけようと思った。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

同人誌を10年以上書き続けている逢月ゆうやさん
彼女が書く同人誌はやおいと呼ばれるジャンル。
既存のマンガやアニメのキャラクターを想像で恋愛させるという。
では、なぜ男性同士じゃなきゃいけないんだろう?

大学生の佐々木まりなさん(21)
1日2作品もボーイズラブを読むという筋金入りの腐女子。
ボーイズラブは、男性同士ゆえのタブーを乗り越えようとする純愛を描いている。そこに“萌え”
を感じるのだそうだ。

都内でコンサルティング会社の事務をしている酒巻絵美子さん(27)
西洋の男子高をイメージしたカフェを企画。お店の主役は男子高校生を演じるウェイター。
酒巻さんは彼らを使い、お客の妄想をかき立てようと、細部にわたって演出する。
彼女の思いはお客に伝わるのだろうか?
オープンまでの舞台裏に密着した。

結婚しても、ボーイズラブを読み続けるというよりこさん(32)
よりこさんがボーイズラブを読み始めたのは中学の頃だが、高校に入ってから結婚するまで、
読まなくなった期間があった。その理由を尋ねると「読まなくなったのは、恋愛してたから。」だと言う。
よりこさんの結婚観を探ると、腐女子の生き方が見えてきた。

ゆうやさん、佐々木さん、酒巻さん、よりこさん。
腐女子といっても当然、環境も考えも違う。
半年間の取材を通し、彼女達の未来に新しい生き方を見つけた。(本文抜粋)


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