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中国の国営通信社新華社の報道によると2006年の中国のアニメーション生産量は、2005年の
4万2700分(711時間)のほぼ2倍の8万1000分(1350時間)に達したという。また、海外輸出も伸
びており、例えばアニメーション制作会社のひとつ三辰?通集団公司は、海外17カ国に6万5100分、
関連商品を含めて550万ドルを輸出しているとしている。
また、中国動画学会の調べによると省別の国産アニメーションの生産では、1位が湖南省、2位が
広東省、3位以下には江蘇省、上海市、浙江省が続いている。(中略)
非常に大雑把な計算をすれば、日本のテレビアニメが毎週70作品同時に放映していると仮定して、
70作品×52週で年間3640本になる。3640本を一般的な放映時間23分でかけてみると83,720分で
ある。これは、2006年の中国のアニメーション生産量とほぼ同じ水準になる。
もっとも、テレビアニメ以外に劇場アニメやテレビ放映されないアニメ作品、教育目的のアニメ、
産業用のアニメーションを入れると日本国内のアニメーション市場は大幅に拡大する。現時点では、
日本のアニメーション産業のほうがアニメーション生産量は多いだろう。
それでも、2007年に再び中国のアニメーションの生産が2倍になれば、日本のアニメ生産が時間
ベースで中国抜かれるかもしれない。また、そうでなくても近い将来抜かれる可能性は極めて高い。
中国のアニメーションは、日本人の知らない場所で日本人の知らない作品が大量に作られている
ようだ。こうした量を基盤に優れた質の作品が生み出せるかどうかが、今後の中国のアニメーション
産業の行方を決めるだろう。
animeanimejp
http://animeanime.jp/biz/archives/2007/01/2006215.html
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