「赤胴鈴之助」の復刻本発売 団塊の世代がターゲット

女優吉永小百合さんが出演したラジオドラマなどで国民的人気となった漫画「赤胴鈴之助」の
復刻本が、誕生から半世紀余りを経て、出版2社から相次ぎ発売される。10代にブームを
体験し、定年を迎えつつある団塊世代の懐古ムードを意識しての復刻だという。

「赤胴鈴之助」は、福井英一さんが1954年「少年画報」に発表。直後に福井さんが亡くなり、
武内つなよしさんが連載を続けた。主人公の少年剣士が成長していく中、親子愛や友情が
描かれた。50年代後半からラジオドラマやテレビドラマ、映画にもなった。

小学館クリエイティブは、56年に発売された単行本をカラーで復刻。2話ずつ収録した第1巻と
第2巻（第1期）を31日に発売。シニア世代を意識してB6判の原本を大きなサイズのA5判に
している。

少年画報社は当時の人気漫画「まぼろし探偵」「ビリーパック」のそれぞれ第1巻を合わせた
3冊セット「赤胴鈴之助・まぼろし探偵・ビリーパック　名作漫画豪華復刻本セット」を
来月上旬に発売する。

共同通信
http://www.47news.jp/CN/200710/CN2007102901000399.html